
ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2018–2019
【上映作品】
ドン・キホーテ DON QUIXOTE
くるみ割り人形 THE NUTCRACKER
ラ・シルフィード LA SYLPHIDE
ラ・バヤデール LA BAYADÈRE
眠れる森の美女 THE SLEEPING BEAUTY
黄金時代 THE GOLDEN AGE
カルメン組曲/ペトルーシュカ CARMEN SUITE/PETRUSHKA
◆The Bolshoi Ballet Season 2018-2019 公式サイト https://www.bolshoiballetincinema.com/
◆Bolshoi Official web site http://www.bolshoi.ru/
© Pathe Live
Japan agent dbi Inc.
協力:dbi inc.
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
Bunkamuraル・シネマ
https://www.bunkamura.co.jp/topics/cinema/
〒150-8507
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL:03-3477-9264
※上映スケジュールはBunkamuraル・シネマHP等でご確認ください。
Bunkamuraル・シネマ HP等でご確認ください。
ドン・キホーテ
DON QUIXOTE
音楽:レオン・ミンクス
振付:アレクセイ・ファジェ-チェフ
台本:マリウス・プティパ 原作:ミゲル・デ・セルバンテス
出演:エカテリーナ・クリサノワ(キトリ)セミョーン・チュージン(バジル)
アレクセイ・ロパレーヴィチ(ドン・キホーテ)オリガ・スミルノワ(公爵夫人)アンナ・チホミロワ(街の踊り子)クリスティーナ・カラショーワ(メルセデス)
勇敢な騎士の英雄物語を読み奮起したラ・マンチャのドン・キホーテは忠実な従者サンチョ・パンサを従え理想の女性ダルシネアに出会うために冒険の旅に出発します。セルバンテスが創造したヒーロー、ドン・キホーテが批評家に大絶賛された現代のボリショイの舞台に蘇ります。ボリショイ特有の威厳と超絶技巧を備えたプリンシパルのエカテリーナ・クリサノワとセミョーン・チュージンがボリショイの真髄といえる多彩な踊りを見せ、また闘牛士、フラメンコダンサー、ジプシー、公爵役なども素晴らしいダンスを披露します。
(2016年4月10日収録)
くるみ割り人形
THE NUTCRACKER
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
出演:マルガリータ・シュライナー(マリー)セミョーン・チュージン(くるみ割り人形)デニス・サーヴィン(ドロッセルマイヤー) アレクサンドル・ヴォドペトフ(ネズミの王)
クリスマス・イブ、マリーのくるみ割り人形が王子に変身し二人の不思議な冒険の旅が始まります。ホリデーシーズンには毎年欠かすことの出来ない、不朽の名作がボリショイの壮大な舞台へ帰ってきました。舞い踊る雪のかけら、命を吹き込まれた人形たち、「くるみ割り人形」はチャイコフスキーの長く愛されてきた音楽と共に世代を超えすべての人を魔法の旅へ誘います。
(2018年12月23日収録)※新作
ラ・シルフィード
LA SYLPHIDE
音楽:ヘルマン・セヴェリン・レーヴェンショルド
振付:ヨハン・コボー 原振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
台本:アドルフ・ヌリ、フィリッポ・タリオーニ
出演:アナスタシア・スタシュケヴィチ(シルフィード)セミョーン・チュージン(ジェイムズ)アンナ・バルコワ(占い師マッジ)クセニア・ジガンシナ(エフィ)アルトゥール・ムクルチャン(グエン)
結婚式の日、スコットランドの青年ジェームズは羽のある空気の精シルフィードのキスで目覚めます。その美しさに心を奪われたジェームズは現実を忘れ手が届くはずのない愛を求めてしまいます。ラ・シルフィードは現存するバレエの中で最も古い作品の一つであり、デンマークのブルノンヴィル・スタイルの貴重な作品でもあります。ブルノンヴィル版のエキスパート、コボーによって再演された本作品は究極のロマン主義バレエの代表作です。
(2018年11月11日収録)※新作
ラ・バヤデール
LA BAYADÈRE
音楽:レオン・ミンクス
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:マリウス・プティパ、セルゲイ・クデホフ
出演:オルガ・スミルノワ(ニキヤ)アルテミー・ベリャコフ(ソロル)オルガ・マルチェンコヴァ(ガムザッティ)アレクセイ・ロパレーヴィチ(ラジャ)ダヴィッド・モッタ・ソアレス(イドル・ドレ)
愛を誓いあった寺院の舞姫ニキヤと戦士ソロル。ラジャと娘ガムザッティが二人の禁断の愛を知った時、その怒りは殺人の陰謀に変わる。ラ・バヤデールは古典バレエの中でも最高傑作の一つに挙げられる、インドを舞台にした愛と死、復讐劇。華麗な舞台装置、衣装、そして一番の見どころは寺院の踊り子ニキヤの戦士ソロルへの絶望的な愛、二人の究極の贖罪を照らしだす「影の王国」です。必見。
(2019年1月20日収録)※新作
眠れる森の美女
THE SLEEPING BEAUTY
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:イワン・フセヴォロジスキ―、マリウス・プティパ
出演:オリガ・スミルノワ(オーロラ姫)セミョーン・チュージン(デジレ王子)アレクセイ・ロパレーヴィチ(悪の精カラボス)ユリア・ステワノワ(リラの精)ヴィタリー・ビクティミロフ(カタラビュット)アルテミー・べリャコフ(青い鳥)アナスタシア・デニソーヴァ(フロリナ姫)
オーロラ姫は16歳の誕生日に、悪の精カラボスの呪いで百年の眠りに落ちます。王子のキスだけが呪いを解くことができるのでした。ボリショイのダンサーたちによって華麗な妖精たちのバレエが繰り広げられます。「眠れる森の美女」はオリガ・スミルノワが踊る美しいオーロラ姫だけではなく妖精、赤ずきん、長靴をはいたネコなど大勢のファンタジックなキャラクターが主役。古典バレエの最高峰です。「スミルノワは実に類まれな才能だ」(テレグラフ紙)。
(2017年1月22日収録)
黄金時代
THE GOLDEN AGE
音楽:ドミートリイ・ショスタコーヴィチ
振付:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ
台本:ユーリー・グリゴロ―ヴィチ、イサーク・グリークマン
出演:ニーナ・カプツォーワ(リタ)ルスラン・スクヴォルツォフ(ボリス)
ミハイル・ロブーヒン(ヤーシュカ)エカテリーナ・クリサノワ(リューシュカ)
1920年代、酒場「黄金時代」には毎晩雑多な人が集まってくる。若い漁師ボリスはリタに一目惚れ。酒場までリタの後をつけたボリスは彼女が店の美しい踊り子「マドモアゼル・マーゴ」であることを知るが、ギャングの親玉ヤーシュカもリタに目をつけていることに気づき……。ショスタコーヴィチのジャズ風の旋律と美しいタンゴが醸し出すミュージックホールの雰囲気の「黄金時代」は色彩豊かな狂乱の1920年代に私たちをタイムスリップさせます。ボリショイだけで観られる歴史的なバレエ。
(2016年10月16日収録)
カルメン組曲/ペトルーシュカ
CARMEN SUITE/PETRUSHKA
<カルメン組曲>
音楽:ジョルジュ・ビゼー、ロジオン・シチェドリン
振付:アルベルト・アロンソ
台本:アルベルト・アロンソ 原作:プロスペル・メリメ「カルメン」
出演:スヴェトラーナ・ザハーロワ(カルメン)デニス・ロヂキン(ドン・ホセ)ミハイル・ロブーヒン(エスカミーリョ)ヴィタリー・ビクティミロフ(コレヒドール)オルガ・マルチェンコヴァ(運命の女神)
<ペトルーシュカ>
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
振付:エドワード・クルグ
出演:デニス・サヴィン(ペトルーシュカ)エカテリーナ・クリサノワ(バレリーナ)ドミトリー・ドロコフ(ムーア人)ヴィヤチェスラフ・ロパティン(魔術師)
カルメンは身も心も溶かすような情熱的で常に束縛のない自由を求めているが或る時三角関係に陥ってしまいます。キューバの振付家アルベルト・アロンソの作品、この激情的なバレエはもともとボリショイの伝説的プリマ・バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤを想定して創作された作品ですが、今季はコンテンポラリーの振付家エドワード・クルグがボリショイのために新たに演出した「ペトルーシュカ」とあわせてロシア・バレエの真髄を堪能できることでしょう。
(2019年5月19日収録)※新作
毎年ご好評をいただいているロシアの名門バレエ団 『ボリショイ・バレエ団』のステージ「ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2018-2019」を10月18日(金)を皮切りにBunkamura ル・シネマにて上映いたします。
今シーズンのボリショイ・バレエ in シネマでは優雅さと超絶技巧に裏打ちされた古典バレエの最高傑作の数々を映画館へお届けいたします。現存するバレエの中で最も古くデンマークのブルノンヴィル・メソッドの至宝といわれる作品「ラ・シルフィード」をブルノンヴィルに通じた国際的スターダンサー、ヨハン・コボルグの再演出で上演。活気に溢れ煌めくばかりの超絶技巧を見せるプリンシパルダンサー、エカテリーナ・クリサノワとセミョーン・チュージンがボリショイ作品のなかでも評価が高い傑作「ドン・キホーテ」に登場します。今シーズンはこの他ボリショイを象徴する4作品を上映。幻想的なクリスマスの定番「くるみ割り人形」、華麗な妖精のおとぎばなし「眠れる森の美女」にはボリショイで一番若いプリマバレリーナ、オルガ・スミルノワが登場、ボリショイでしか観られない「黄金時代」は、ジャズ風で色彩豊かなミュージックホールの雰囲気をショスタコーヴィチの音楽と共に映画館にお届けします。古典バレエ作品史上最も偉大な作品のひとつ「ラ・バヤデール」の豪華なセットと衣装が古典バレエの中で最も有名で象徴的な場面「影の王国」の舞台を照らし出します。
モスクワのボリショイ劇場で鑑賞しているような臨場感溢れた舞台、そしてバックステージ独占映像と幕間のインタビューは、日本ではなかなか視聴できない貴重な体験です。ボリショイが世界最高峰のバレエ団の一つであることをあらためてご確認いただけることでしょう。今年も各作品1夜限りの限定上映で大スクリーンでお楽しみいただけます。是非、お見逃しなきよう、全国の映画館にお越しください。
18世紀後期にモスクワで創立され、マリインスキー・バレエと並ぶロシアで最も歴史が古く伝統を誇る名門バレエ団。ボリショイとはロシア語で「大きい」という意味、その名の通り劇場、バレエ団もスケールが大きい。ボリショイは創立当初は演劇的バレエを重視する「モスクワ・スタイル」「モスクワ・バレエ」と表現されていたが、20世紀初頭にアレクサンドル・ゴルスキーが当時の時代精神を反映させるべく「プティパ」作品の振付・改訂に取り組み今日のボリショイの基盤作りに貢献した。ボリショイ・スタイルを飛躍させ、更に大きく興隆させたのは1964年キーロフ・バレエ団(現在のマリインスキー)から移籍、1988年芸術監督に就任したユーリー・グリゴローヴィチの尽力による。すべて踊りで表現しようとした彼は『スパルタクス』などで男性ダンサーのダイナミックな技巧、勇壮な男性群舞、また迫力あるコール・ド・バレエで構成されるグランド・バレエを「ボリショイ」の象徴として確立。芸術的、技術的レベルやダンサーの層の厚さでは他のバレエ団の追随を許さないことは勿論、グリゴローヴィチの絶頂期にはプリセツカヤや、マクシーモワ&ワシーリエフ、べスメルトノワ&ラヴロフスキーなどバレエ史上に残るスーパースター、有名なデュエットを輩出した。ボリショイは、それ以降もアナニアシヴィリ、ザハーロワなど世界的ダンサーを生み出し、多彩なレパートリーで世界からの注目を集め続けている。